京都移住1年経った今思う事

29年間住んだ北海道から地元京都へ移住を果たして1年が経ちました

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改めて…私が移住を決めた理由

自宅があり学生時代を過ごした京都から
北海道旭川市に嫁いだのが29年前。
友達が1人もいない土地だったけど、
3人の子どもを産み育てる間にお友達も出来たし、
半同居の義両親との関係も良好だし、
我が家の匂いも風景も全てが故郷となっていきました。

旭川という街は、
冬の寒さは厳しいし雪の量も多く大変だけど、
私はこの地で一生を過ごすのだろうと信じていました。
子ども達が巣立って、自分たち夫婦が年老いても、
夫と共に協力して生きていくのだろうと思っていました。

そんな中、夫の病気が発覚。
結婚18年目の時でした。

約1年半の闘病の甲斐もなく夫が旅立ったのは
結婚19年目の春です。
子ども達は大学1年生・高校1年生・中学2年生でした。

悲しみはなかなか癒えなかったけど、
結婚してからずっと専業主婦だった私は
まずは働きに出る必要がありました。
そして、中学2年生の末っ子が大学卒業するまでは
この家で何が何でも頑張る必要がありました。

そこからの9年間はひたすら働き
お金を稼ぐ事だけを考える時間を過ごしました。

旭川は本当に綺麗な街です。

末っ子の就職先が決まったのは、
あの日から8年経った2023年の夏でした。

この時点で、
長女はすでに結婚して道内に所帯を持っていたし、
長男は愛知県に就職済み。
そして次女は2024年春の京都への就職が決まりました。

そこで私は自分の身の振りを考える事となるのです。
京都は私の育った街であり親もいる。
これは一緒に京都へ行くしかないな…。

京都に就職が決まった次女と一緒に住む事となったのです。

さて、そう決まると解決しなければならない事が出てきます。
義両親をどうするか。
そして、持ち家をどうするか…。

夫が居なくなった時点で、
この雪国で一生を過ごす気持ちが無くなっていたので、
私のそんな気持ちを知っていた義両親は
すぐに自分たちの自宅を売却し、
関東に住む娘の近くへと引っ越して行きました。

そして我が家は、
長女夫婦が引き継いでくれることとなり、
一気に事が進む事となったのです。

2024.05.15
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京都市という街に住む

京都市という街に移住してくる人は、
京都市という街に憧れて移り住んでくる人が多いと思うけど、
私は決してそうではありません。
ただ雪国から脱出したかっただけ。
強いて言えば実家に頻繁に帰れるのは有難い。

実家まではちょっと離れているけど…

そういうテンションで京都で過ごすようになったけど、
周りから聞こえてくる言葉は慣れ親しんだ方言だし、
ちょうどいい程度にお節介な県民性(府民性)がとても心地いいです。
私の性格に合ってる!

京都市はとても都会だけど、
東京や大阪の様な都市でもなく、
なんとなく地元感のある雰囲気が落ち着きます。

観光客はとても多いけど、
それだけ観光地が多いという訳で、
楽しめる場所がたくさんあるのもいい所です。

観光客を避けて楽しむ事は可能
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移住から一年経った今の私の生活

本当なら3ヵ月の失業保険を受給し終わる頃には
再就職する予定だったのだけど、
予定外の目の手術があったり、
ならば、せっかく無職の時間、【推し活】に全力を注ごう!
と決めて遊びまくっている間に、
今年の夏、旭川在住の長女のところに2人目の孫が生まれる事となり、
夏に1ヵ月ほど旭川へ行く事にした事もあり、
再就職は先延ばしになっています。

しばらくはブラブラと散歩をしたり、
たくさんの本を読んで、たくさんインプットしたいし、
色々なところに自由気ままに遊びに出掛ける時間を楽しみたいと思います。

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久しぶりに旭川へ帰った時に分かった私の気持ち

絶賛推し活中の私は札幌ドームのライブ参戦のついでに、
1週間ほど旭川の長女の家に滞在しました。
2月の出来事です。

まだ旭川に住んでいた時は、
『きっと北海道での生活を懐かしんで涙する事だろう』と
思っていたし、
旭川には娘もいるし、孫もいるし、友達もいるので、
その人達に会えて嬉しかったけど…


この街にまた住む事は二度と選択しないだろう!と確信しました。

私にとってこの街は
夫との思い出が有り過ぎるし、
夫の闘病の記憶がずっと痛みとして取れないし、
夫がいなくなってからの9年間の生活が悪夢でしかなかった事を知りました。

京都に引っ越してきて感じた事は、
23歳で結婚して旭川へ嫁いだあの春と、
こうして京都へ帰ってきた去年の春が『ガシャン』とくっついて
旭川での結婚生活を送っていた29年間は私にとって
『もう一つの違う世界線での出来事だった』と感じています。

無かった事にするには余りにも濃すぎた人生の29年間。
3人の大切な子ども達と過ごした旭川での時間はかけがえのない時間だし、
夫と夫婦として過ごせた19年間は本当に幸せだったけど、

あの時に戻れないのならば、
もうあの街へは戻りたくない!というのが今の本心です。

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今後の生活

いつまでも無職というのは実はすごく不安なのです。
お金の問題はもちろんの事、
社会にとって自分の存在意義も見い出せないので…。

短期のお仕事を日々探してるし、
応募したりもしてるけど、
そう上手くはいかないですね…

お産という一大仕事を控えている長女の為に、
母親として少しでも何かしてあげたいから、
もうしばらく、この宙ぶらりんな無職ライフを楽しもうと思っています。


今年の4月9日
夫の10年目の命日を迎えました。

※私の日々の生活はInstagramに綴っています。





京都移住
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生前整理で老後に備える~50代からの京都移住を目指すブログ~

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